キッチンまわりの“見えない菌”に備える~まな板・スポンジ・ふきんケア術
目次
なぜキッチンは「見えない菌」の温床になるの?
キッチンは「水分・栄養(食品残渣)・適温」が揃うため、微生物が増えやすい環境です。
実際、厚生労働省の家庭内調査では、上位の“菌が多い場所”の多くがキッチン(とくにスポンジ/布巾)でした。
2017年の研究では、使用済み台所スポンジから多数の細菌(ガンマプロテオバクテリア優占、潜在的病原菌も含む)が確認されています。
まな板ケア術~使い分け・洗浄・消毒・交換
1. 使い分け(交差汚染を防ぐ基本)
生肉・魚介用と、野菜・パン・果物用のまな板を分けましょう。米CDCやUSDAも「生鮮と加熱不要食品のボードは別」を推奨しています。
2. 洗浄の基本ステップ
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使用直後に、温水+中性洗剤で全面をこすり洗い。
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よく濯ぐ。
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乾燥。日本の公的資料でも「洗浄→すすぎ→加熱(80℃5分以上)等による殺菌→十分乾燥」の手順が示されています
3. 消毒(ノロなどウイルス対策も意識)
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熱湯・加熱:80℃で5分以上(同等効果の方法でも可)。
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塩素系(次亜塩素酸ナトリウム等):200ppm(0.02%)が器具・調理場の標準濃度として自治体資料に示されています。使用後に十分すすぎましょう
4. 交換目安
深いキズが増え、溝に汚れが残るようになったら交換。厚生労働省も「摩耗・溝が多いボードは廃棄」を促しています。
スポンジケア術~日々の手入れ・除菌・交換サイクル
1. 毎日の手入れ
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使用後はよく洗って絞る→できるだけ乾燥(湿ったまま放置しない)。
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生肉や魚の汁汚れはペーパーで拭き取り、スポンジに触れさせない。
2. 除菌の推奨方法(家庭で実践しやすい手段)
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煮沸:スポンジは煮沸が確かと厚労省が示唆しています(沸騰水に数分漬ける)。
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塩素系:200ppm程度に1〜数分浸漬→十分すすぎ→乾燥(材質の注意あり)。
※電子レンジ加熱は一部で除菌効果の報告がありますが、発火・やけど・材質劣化のリスクがあるため、本記事では煮沸/塩素系を推奨します。
3. 交換サイクルの考え方
臭い・ぬめり・変色・崩れなど劣化サインが出たら即交換。専門家の実務的目安としては1〜2週間ごとの交換を推奨しています。
ふきんケア術~洗う・消毒する・乾かす・保管する
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基本:汚れたらすぐ洗う→よくすすぐ→完全乾燥。
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消毒:可能なら煮沸5分以上、または塩素系で殺菌→十分すすぎ→清潔な場所で乾燥・保管。厚労省・自治体資料で示されています。
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素材注意:色柄物・金属箇所にはエタノール等を使う指針もあります(保育所衛生資料の一般論)。
※厚生労働省のサイトから引用
よくあるNGとリスク(交差汚染を防ぐ)
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生肉用と野菜用でまな板・包丁・皿を共用(NG)→分けて
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生肉を置いた皿に加熱後の肉を戻す(NG)→別のお皿に
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まな板や台を洗浄前に消毒(NG)→「洗浄→すすぎ→消毒→乾燥」の順に
家族に乳幼児・高齢者がいる家庭の強化ポイント
まとめ:今日からできるチェックリスト
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まな板・包丁は生もの/非加熱用で分ける(色分け推奨)
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使用後は洗浄→すすぎ→消毒(加熱or塩素系)→十分乾燥
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スポンジは煮沸・塩素系で定期除菌、湿ったまま放置しない
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ふきんは煮沸5分以上、又は塩素系で完全乾燥・清潔保管
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深いキズまみれのまな板は交換、スポンジは劣化サインで即交換
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家族の体調や季節(ノロ流行期)に合わせ強化策を!
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