健康は何ものにも代えがたいものです。人生100年時代といわれる今、いかに健康を保てるかが大きな課題です。
健康寿命とは、介護や寝たきりなど日常生活が制限されることなく、生活できる期間のことです。

男女で平均すると、平均寿命と健康寿命には約10年もの差がありますが、健康な状態を維持するには、健康的な生活習慣を構築することが必要だと言われています。

健康と生活習慣の関係、および具体的な健康的な生活習慣についてご提案させていただきます。この記事を読むための時間：3分

健康と生活習慣の関係

日本人が死亡する原因として、生活習慣の乱れなどが原因で起こる生活習慣病に起因する病気であることが多い傾向にあります。
生活習慣病は、育った環境や遺伝的な要素も関係するものですが、名前のとおり運動習慣や食生活などの生活習慣が大きく関わっています。

健康的な生活習慣

1. バランスの取れた食事： 栄養バランスの取れた食事は、身体の健康維持に不可欠です。食物の種類や量を考え、食事を摂ることが大切です。野菜、果物、全粒穀物、たんぱく質、健康な脂肪をバランスよく含む食事を心掛けましょう。

2. 適切な運動： 運動不足は、肥満や2型糖尿病、脂質異常症や高血圧の原因となります。少し古いデータですが、2007年に運動不足で死亡した人は5万人にものぼります。それに対し、日頃から運動をよく行なっている人は、高血圧や糖尿病などの罹患率・死亡率が低くなっています。
   運動は心臓機能を向上させ、筋肉を強化し、体重を管理するのに役立ちます。運動は毎日続けることが重要で、自分に合う運動スタイルを見つけ、定期的に取り入れましょう。

3. 十分な睡眠： 眠りが浅かったり夜遅くまで起きていたりする人は、交感神経の働きが活発になっている状態が続くため、高血圧になりやすいとされています。また、インスリンの作用が発揮されにくくなり、血糖値も上がりやすくなるので注意が必要です。睡眠は健康に欠かせない要素です。毎晩8時間の睡眠を確保し、良質な睡眠を心がけましょう。良い睡眠は体の修復やメンタルヘルスの維持につながります。
4. ストレス管理： ストレスは身体や精神に悪影響を与える可能性があります。リラックス技術やマインドフルネスなどを使ってストレスを管理し、心身のバランスを保つことが重要です。
5. 定期的な健康チェック： 定期的な健康検診や健康診断を受け、早期発見と治療が可能な状態を見逃さないようにしましょう。
6. 喫煙をしない： 喫煙は、歯周病など多くの疾患を引き起こす要因です。喫煙を若いうちから始めるほど、循環器疾患のリスクが上がり、死亡率も高くなるとされています。
   その他には、関節リウマチや子宮外妊娠、閉経後の骨密度低下などにも関係しています。さらに、喫煙は血管を収縮させて血行を悪くしたり、ビタミンCの消費によりシミなどを増やしたりすることから、美容にとっても大敵です。

7. 社会的なつながり： 友達や家族との交流やコミュニケーションは精神的な健康を促進します。孤立を避け、支え合いのある社会的なつながりを大切にしましょう。

私たちの健康は、生活習慣によって大きく左右されます。今回ご提案しました6つの習慣すべてを一度に実践するのは難しいかもしれませんが、まずはできそうなものからチャレンジしてみてください。良い生活習慣を心がけて、健康な体を手に入れましょう。