目次
1. 水ぼうそうってどんな病気?子どもに多いけど大人も注意!
水ぼうそうは、**水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)**によって引き起こされるウイルス性の感染症です。
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発症のピークは1歳〜5歳の子どもたち。
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でも実は、大人になってから初感染すると肺炎や脳炎のリスクもある、ちょっと厄介な病気なんです。
💡 厚生労働省によると、2014年から定期接種化された水痘ワクチンのおかげで、患者数は大幅に減少しているそうです。ただし、ワクチン未接種の人は依然として感染リスクがあります。
2. 感染経路は?身近にひそむ意外な感染リスク
水ぼうそうは、飛沫感染、接触感染、空気感染の3つで広がります。とくに空気感染するウイルスは少なく、はしかと水ぼうそうくらいなんです。
こんなシーンで感染するかも…
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保育園でお友だちが感染していた
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電車や病院の待合室でウイルスをもらった
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兄弟間でのおもちゃやタオルの共用
💬 実際の話:ある保育園では、1人の園児から1週間でクラス全員が感染したという事例もあります。
3. これが水ぼうそうの症状!見逃しやすい初期サインとは
【初期症状】
風邪とよく似ていて、以下のような症状から始まることが多いです。
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微熱(38℃前後)
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食欲が落ちる
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元気がない
【その後すぐに…】
赤い発疹が顔やお腹、背中にポツポツと出始めます。数時間で水ぶくれに変化して、強いかゆみを伴います。
📌 約1週間でかさぶたになり、完治。
ただし、かきむしると跡が残ることもあるので、注意が必要!
4. 感染を防ぐにはどうしたらいい?予防接種と家庭での対策
一番の予防はワクチン接種。日本では生後12ヶ月〜36ヶ月の間に2回の接種が推奨されています。
💉 **ワクチンの予防効果は約90%**とされており、かかっても重症化しにくくなります。
【家庭での対策】
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感染者が出た場合は、タオルや食器は別にする
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部屋の換気と加湿をしっかり
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同居家族には発疹が出ていないかこまめにチェック
🛑 水ぼうそうにかかった子は、すべての発疹がかさぶたになるまで登園・登校NGです(学校保健安全法より)。
5. 実際の事例と体験談
💬「3歳の娘が突然発熱。翌日には全身に赤いブツブツが…。小児科で水ぼうそうと診断されました。下の赤ちゃんにうつさないように、寝室を分け、授乳前は徹底的に手洗いしていました」(32歳・主婦)
📚 国立感染症研究所のデータでも、家庭内感染が最も多い感染経路とされています。
6. よくある質問Q&A
Q:水ぼうそうって何回もかかる?
→ 原則1度感染すれば、終生免疫がつくといわれています。
Q:大人になってから再発することも?
→ はい。帯状疱疹として再発することがあります。水痘ウイルスが体内に潜伏しているためです。
おわりに:家族を守るために今できること
水ぼうそうは、きちんと知識を持っておけば、慌てずに対処できる病気です。
とくに小さなお子さんがいる家庭では、予防接種と家庭内のケアの両立が大切です。
家族みんなが元気に過ごせるよう、日頃の体調チェックや感染対策を見直してみませんか?
