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アルコールと次亜塩素酸水の違い|除菌に向いているのはどっち?

除菌した机に並ぶアルコールと次亜塩素酸水

 

ウイルスや菌が気になる日々。除菌に関する様々な情報が溢れる中で、アルコールと次亜塩素酸水のどちらが除菌に向いているのか知りたい方は多いのではないでしょうか。この記事では、アルコールと次亜塩素酸水の違いをわかりやすく解説します。それぞれの除菌効果や性質について理解したい方はぜひ参考にしてください。

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アルコールとは

アルコールとは有機化合物の総称のひとつです。一般的にお酒を指す言葉としても知られていますが、狭義ではお酒のアルコールとは「エチルアルコール」、つまり「エタノール」のことを指します。アルコールには除菌作用もあり、清掃や感染症対策の目的でも用いられています。

 

アルコールの除菌作用の仕組みは、一般的にウイルスの「膜」を壊すことで死滅または無毒化するというもの。除菌用アルコール製品はほとんどが濃度70%以上95%以下のエタノールです。

次亜塩素酸水とは

次亜塩素酸水とは、塩酸又は次亜塩素酸を主成分とする酸性の溶液です。食塩水を電解することで作られ、主に除菌目的で使用されます。次亜塩素酸水の除菌作用の仕組みは、ウイルス表面のスパイクタンパクや菌の表面タンパクを酸化分解して不活化するというものです。「次亜塩素酸ナトリウム」とは別物なので注意しましょう。

アルコールと次亜塩素酸水の違い

続いて、アルコールと次亜塩素酸水の違いについて、除菌効果や肌荒れしやすさなど6つのポイントで比較しながら紹介していきます。

①除菌効果

除菌効果の違いとしては、次亜塩素酸水の方がアルコールよりも除菌スピードが速いというのが大きいです。アルコールに比べて断然速く、瞬時に除菌することができます。また基本的に70%以上の濃度が必要なアルコールと違い、次亜塩素酸水は低濃度でも使用でき、40%以下に薄めても除菌作用を発揮します。

 

さらに、アルコールは「膜」を持たないウイルスには有効ではないのに対して、次亜塩素酸水はアルコールが効かない細菌やウイルスにも効果があります。

②引火性

次亜塩素酸水には引火性がありません。一方でアルコールは引火性があるため、火気の近くでの使用は危険です。消防法上、消毒用アルコールは濃度60%以上(重量%) の製品は「危険物」に該当します。消毒用アルコールの詰替え時に可燃性蒸気が発生したり、直射日光に当たる場所などで高音になると可燃性蒸気が発生したりするため、使用・保管には注意が必要です。

③脱脂性・脱水分性(肌荒れしやすさ)

アルコールは脱脂・脱水の作用によっても除菌効果を発揮します。この作用により肌に使用すると肌の油分や水分が失われるため、頻繁に使用した場合や敏感肌の場合に手荒れ・乾燥が起こりやすいです。

 

一方で次亜塩素酸水は脱脂・脱水の作用がないため、比較的肌荒れしにくいと言われています。どちらを使用するにしても、手指など人体に用いる場合は、人体に使用する目的の製品を選ぶことが大切です。「医薬品」または「医薬部外品」と表示のあるものを使用することをおすすめします。

④消臭効果

アルコール、次亜塩素酸水ともに除菌だけでなく消臭効果も持っています。アルコールの消臭効果は、匂いの元となる雑菌を除菌することによるもの。一方で次亜塩素酸水にはアンモニアなどの匂いの元を化学的に分解・破壊することによる消臭作用があり、消臭効果が高いことで知られています。匂いの元から分解するので、匂い残りや匂い戻りが気になりにくいのが特徴です。

⑤モノに使用できるか

アルコールを含む除菌スプレーや消毒液は、他の物質を溶かす性質を持つ有機溶剤です。そのため、塗料や樹脂を溶かして変色させる可能性があり、除菌できる物とできない物があります。一部の家具やワックスを塗ったフローリング、本革、プラスチック・アクリル樹脂製品などには使用しない方がよいでしょう。

 

一方、次亜塩素酸水は酸性なので、金属を錆びさせる可能性があります。一般的に家庭で使われる次亜塩素酸水はpH値が中性に近い微酸性なので、金属の腐食性はそれほど高くないものの、金属製品への使用は避けることをおすすめします。

⑥空間除菌できるか

引火性のあるアルコールは、空間噴霧は絶対にNGです。ガスコンロやタバコ、ストーブなどによって点火し、火事につながる恐れがあります。可燃性蒸気が発生していた場合、激しい燃焼や爆発が起こることも。そのため空間除菌(空間噴霧)向け製品の多くは次亜塩素酸水です。使用の際は各製品の安全性情報や使用上の注意事項等をしっかり確認し、また人のいる空間での使用は控えることをおすすめします。

アルコールと次亜塩素酸水の違いを押さえよう

アルコールと次亜塩素酸水の違いについて紹介しました。次亜塩素酸水はアルコールよりも除菌スピードが速く、アルコールが効かない細菌やウイルスにも効果があります。また比較的肌荒れしにくく、また消臭効果も優れている成分です。2つの違いを押さえた上で、目的や用途にあった製品を選びましょう。

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