最近メディアでもよく取り上げられている「次亜塩素酸水」。消毒や除菌に使用しているという方も多いかと思いますが、実は口の中の消毒にも適していることをご存知でしょうか？この記事では、次亜塩素酸水の安全性や殺菌効果、うがいへの活用についてや選ぶ際の注意点などについて、詳しくお伝えしていきます。

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次亜塩素酸水とは？

次亜塩素酸水とは、人の体内でも生産される次亜塩素酸を主成分とした水溶液のこと。高い除菌力がありながら安全性も併せ持っており、物品の除菌はもちろん食品の消毒など幅広い分野で活用されています。また、消臭にも効果的であるのが特徴です。デメリットとしては、時間や温度、紫外線などの外的要素に影響を受けやすく、保管方法に注意が必要なことが挙げられます。

次亜塩素酸水の安全性は？

次亜塩素酸水の主成分である次亜塩素酸は、菌やウイルスに反応すると塩・酸素・水に分解される性質を持っています。そのため、誤って口に入れても肌に増えても安全で、子供からお年寄りまで安心して使うことができます。実は次亜塩素酸水は人間の体内でも作られており、細菌やウイルスを攻撃することがわかっています。このことからも安全性が高いことがわかるでしょう。

次亜塩素酸水の殺菌効果は？

次亜塩素酸水は、有機物に接触すると酸化反応と塩素化反応を起こします。この反応により微生物のタンパク質を酸化、または塩素化することで微生物を不活化させることができるのです。しかも、ほとんどすべての細菌・ウイルスに効果があることがわかっているため、幅広い分野で活用されています。

次亜塩素酸水はうがいにも活用できる

高い殺菌効果がありながら安全性に優れている次亜塩素酸水は、うがいにも活用できます。次亜塩素酸水でうがいをすることにより、口腔内の汚れを落としながら細菌を除菌することができるため、虫歯や歯周病の予防、または口臭対策にも効果が期待できます。手軽に殺菌できることから、自宅ケアにもおすすめ。ただし、濃度が高いと刺激があるため、うがいや手洗いに使用する場合は50ppm程度の濃度である必要があります。

次亜塩素酸水を使ったうがいの方法

次亜塩素酸水を使ったうがいは、朝昼晩の3回行うのが効果的です。まず初めに歯磨きをして汚れを落としてから、次亜塩素酸水を口に含んで20秒間ほど少し強めにうがいをして吐き出しましょう。この際、ブクブクとしっかり水流を起こして洗口することが大切です。使用する際は、製品の用法用量に従ってぬるま湯で薄めることを忘れずに。口の中に塩素の臭いを感じることがありますが、慣れれば気にならなくなります。

次亜塩素酸水を選ぶ際の注意点

次亜塩素酸水は、通常塩化ナトリウムや塩酸を電気分解するか、もしくは次亜塩素酸ナトリウムや希塩酸を希釈混合して作られます。しかし、中には次亜塩素酸ナトリウムを薄めただけといった正しい製法で作られていない製品も存在します。

 

このような製品を選んでしまうと、除菌や消臭効果が低いだけでなく、人体や環境に悪影響を及ぼす恐れもあるため注意が必要です。購入する際は、メーカーのホームページなどで正しい製法で作られていることを確認すると安心です。

口腔ケアにも次亜塩素酸水を取り入れてみよう

次亜塩素酸水は私たちの生活の身近な様々なシーンで活用されていますが、殺菌力が高く安全性に優れていることから、虫歯や歯周病予防、口臭予防にも効果が期待できます。次亜塩素酸水はたくさんの種類が販売されていますが、購入する際は正しい製法で作られたものを選ぶことが大切です。うがいであれば家庭でも手軽にできるので、口腔ケアの一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。