次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いは?使用法や用途もご紹介
こまめな除菌対策が必要な昨今、消毒アイテムとして注目されている「次亜塩素酸水」。似た名前のものに、塩素系漂白剤などに使用されている「次亜塩素酸ナトリウム」がありますが、この2つはどのような違いがあるのでしょうか?そこでこの記事では、次亜塩素酸水・次亜塩素酸ナトリウムはそれぞれどのようなものなのか、またどんな違いがあるのかについてわかりやすく解説していきたいと思います。
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目次
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は全く別物
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水はよく似た名前なので混同される場合がありますが、この二つは全く別物です。それぞれどのようなものなのか、みていきましょう。
次亜塩素酸ナトリウムとは?
次亜塩素酸ナトリウム液は、塩素系の消毒剤の一つです。家庭用の台所漂白剤やカビ取り剤などの主成分で、私たちの生活に身近な化学物質です。消毒などに高い効果を発揮しますが、金属製のものには使えない、独特の臭いがある、酸性の薬品を混ぜると有毒ガスを発する、人の皮膚や粘膜にダメージを与えるなどのデメリットも存在します。
次亜塩素酸水とは?
次亜塩素酸水とは、人の体内でも生産される次亜塩素酸(HOCl)を主成分とした水溶液のこと。除菌力と安全性を併せ持っており、物品の除菌や食品の消毒など幅広い分野で活用されています。また、臭いの元となる物質を化学的に分解する性質を持っているため、消臭にも効果的。
一方で、濃度が高いほど不安定で時間の経過と共に濃度が低下する、紫外線などの外的要素に影響を受けやすく保管方法に注意が必要などといったデメリットも存在します。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違い
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水はどちらも除菌に有効とされていますが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか?
酸性かアルカリ性か
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いは、まずpH(ペーハー)が異なるという点です。pH(ペーハー)とは溶液中に含まれる水素イオンの濃度を示したもの。pHが7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性、7が中性ですが、次亜塩素酸ナトリウム液はアルカリ性であり、次亜塩素酸水は酸性です。
殺菌成分の形態
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の殺菌成分は、どちらも同じ「次亜塩素酸」ですが、形態が異なります。次亜塩素酸の形態はpHによって変わるのですが、アルカリ性である次亜塩素酸ナトリウムはイオンの状態で存在するのに対し、酸性である次亜塩素酸水の場合は分子の状態で存在します。
使用方法
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水では、使用方法にも違いがあります。強アルカリの性質を持つ次亜塩素酸ナトリウムは、希釈して使用するのが一般的なのに対し、次亜塩素酸水は用途に応じた最適濃度は異なるもののそのまま使うことができます。
用途
次亜塩素酸ナトリウムの用途は殺菌や漂白であるのに対し、次亜塩素酸水は除菌の他に消臭や花粉対策にも使用することができます。また、皮膚へのダメージがある次亜塩素酸ナトリウムを使用して除菌をした場合は水洗いや水拭きなどの処置が必要ですが、次亜塩素酸水は不要。さらに次亜塩素酸水の場合は空間への噴霧も可能です。
次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いを理解して使い分けよう
名前が似ている次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水は、どちらも除菌に活用できるものですが、さまざまな違いがあるため混同して使うと危険を伴います。特に次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めて次亜塩素酸水と同じように使用したり、噴霧したりできないので注意が必要です。2つの違いをきちんと理解した上で、使用上の注意事項を遵守しながら適切に使用するようにしましょう。
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