きちんと掃除をしていても、年月とともに少しずつ増えてしまうのがカビの汚れです。汚れを放置していると、見た目が悪くなってしまうだけでなく健康に被害も与えてしまう可能性があり注意が必要です。ここでは、カビの発生が私たちに与えてしまう影響や、カビの除菌に活用したい次亜塩素酸水についてご紹介します。 

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そもそもカビはどうして発生するの？

そもそも、カビはどうして発生してしまうのでしょうか。まずは、カビが発生する仕組みを知った上で、カビが育ちにくい環境を整えることが大切です。

カビとは？

カビというのは微生物の一種で、きのこなどと同じ菌類に属しています。全てのカビが悪いというわけではなく、ブルーチーズやカマンベールチーズには青カビ白カビなどが欠かせません。そのほかにも、水回りに生えてしまう黒カビや、水虫の原因になる白癬菌などもカビのひとつです。

 

カビは、種のような役割を持つ胞子が固体の表面に付着して発芽し、どんどん菌糸を伸ばして拡大していきます。その拡大の過程の中で、さらに胞子を作り、その胞子が別の場所に飛び出すことでどんどんと増殖していくという仕組みになっています。

カビが育ちやすい場所は？

カビは、日光が当たらない場所、水気が多い場所、汚れている場所で育ちやすいという特徴があります。特に、湿度80%以上の場所、室温が25°から28°の場所、空気の流れが悪い場所など で増殖しやすいため注意してください。

 

たとえば、キッチンの排水溝、バスルームの天井・壁・タイル、湿気が溜まりやすい下駄箱、内部の湿度が高くなりやすいエアコン、通気性の悪いクローゼット、結露が溜まりやすい窓枠 などはカビが育ちやすいため、こまめにカビ対策を行いましょう。

カビが私たちに与える影響は？

カビは、私たちの体に様々な悪影響を与えてしまいます。例えば、カビを吸い込んでしまうことで、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を引き起こしてしまう可能性もあるでしょう。トリコスポロンやアルテルナリアというカビは、呼吸を通じて体内に入ってしまうため注意が必要です。

 

また、抵抗力の弱っている時には感染症を発症してしまう可能性もあります。足に繁殖しやすい水虫はもちろん、背中などで繁殖するカビにも注意が必要です。その他にも、食品にカビが繁殖してしまうと食中毒を起こす可能性があり注意が必要です。とうもろこしや麦類、豆類からカビ毒が見つかることもあるため保管に気をつけましょう。 

カビには除菌・消臭効果のある次亜塩素酸水がおすすめ

私たちの生活に悪影響を与えるカビですが、カビ対策として次亜塩素酸水を使って除菌消臭を行うのがおすすめです。

次亜塩素酸とは？

次亜塩素酸水とは、塩酸や食塩水を電気分解して得ることのできる次亜塩素酸の水溶液のことです。除菌や消臭に使用されているだけでなく、商品によっては厚生労働省により食品添加物としても認定されおり、大変安全性が高いのが特徴です。

次亜塩素酸の使い方

次亜塩素酸水は、様々な場所や物に活用することができます。例えば、カビが生えやすいキッチンのシンク、スポンジやまな板包丁、トイレやテーブル、エアコン、ドアノブ、車の中、ペット用品など、幅広く汚れや臭いが気になる場所に使用ができます。 水で薄めて利用するものと、そのまま使用できるものがあるため、取扱説明書をよく読んだ上で活用してください。

次亜塩素酸をカビ対策として使うときの注意点

カビ対策として次亜塩素酸水を使用する場合には、必ず目立たない場所で一度試してから、全体に使用するようにしてください。使用する物によっては、色落ちやシミが起きてしまう可能性があり注意が必要です。

 

また、保存の際には直射日光や紫外線が当たる場所を避けて保存することで、 品質の劣化を避けることができます。開封後にはできるだけ早く使い切るようにしましょう。

まとめ

今回は、カビが発生する仕組みや、対策として取り入れたい次亜塩素酸水について詳しくご紹介しました。まずは、カビを発生させないために、こまめに掃除をしたり、水分を拭き取ったり、風通しを良くしたりという対策を行ってみましょう。さらに、カビ対策として次亜塩素酸水を使ったアイテムをお掃除に取り入れるのがおすすめです。